1本のレンズを使い続けて美味しいところを探ろうというこの企画、5日目。
ここ数日の撮影で小さい物に近づいて撮影はあまりこのレンズは向いていないんじゃないかというところがわかってきた。
やはり日常のスナップに向いているのかと思ったのだけど、残念なことに台風の影響で2日ばかり明るいうちに撮影が出来なかったのである。
今日の一枚
ホントは昨日、台風が通過した後の青空を狙いたかったのだけど、あいにく夕暮れまで雨が降り続いていて撮影が出来なかった。知り合いが綺麗な夕焼けをFacebookにアップしていたので、夕焼けを狙ってみようと日の入りを待ち外に出てみたものの…。
僕の家の周りには家が多すぎて夕焼けがまともに見渡せるスペースがなかったのである。
限られた時間の中で、街中を見渡せるスペースを探して歩く、歩く、歩く。その際にやや太い道路沿いで空を見上げて気が付いたのがこの雲。低い高度の灰色の雨雲の切れ目から高い高度の雲が覗いているのだろう、この雲だけが綺麗に朱色に染まっていた。
モノトーンの世界の中の唯一の色。そんなのを表現してみたくて撮影してみたが、いいアングルを探すのが難しい。
僕が住んでいるのはそれなりに都心に近いいわゆるベッドタウンだ。電線の量が半端ないのである。うまく電線が被らないように、かつ多少は道端の建物を入れられるようにといろいろ歩き回って見つけたのがこのアングルだった。
こんな時、埋立地は困る。なんといっても高台がまったくないのである。
絞りは6.4で撮影した、どの被写体もカメラからかなり遠いため、開放で撮影しても多少ボケる程度、この場合は周りもシャープに写した方が正解だろうという判断だ。
このレンズはやはり風景には向いていると思う。ちょっと絞っただけで非常にシャープな写りを見せてくれる。しばらくは街中の風景などを中心に使っていこうと思う。
撮影データ
カメラ:EOS 1D X
レンズ:EF 50mm F1.4 USM
絞り:f/6.4
露出時間:1/320
露出補正:0
焦点距離:50mm
ISO:1600