ファインダーの曇りにはコレ 「キヤノン アンチフォグアイピース」

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ファインダーの曇り対策

自分の息でファインダーが曇る!

僕のカメラの持ち方の癖でもあるのだけど、ファインダーから目を離して肉眼で回りを確認するときに、ちょうど口の前あたりにファインダーがきてしまい、気温が低いときは特にファインダーが曇って見えなくなってしまう。

眼鏡の曇り止めを塗ってみたりしたのだけど、あまり効果がなく、調べてみたらキヤノンから純正アクセサリーとして曇らないアイピース「アンチフォグアイピース」が出ていたので早速導入してみた。

Canon アンチフォグアイピース EG
キヤノン (2007-05-31)
売り上げランキング: 253,187

EOSシリーズで対応しているのは1D X、1D X MarkII、1Ds MarkIII、1D MarkIV、5Ds、5DsR、5D MarkIII、5D MarkIV、7D、7D MarkIIとなっている。他の機種用はリリースされていないので、ある程度ハードな環境でも使うプロ用途として販売されてそうな感じである。

Nikon アンティフォグファインダーアイピース DK-17A
ニコン (2003-10-31)
売り上げランキング: 26,262

ニコンは「アンティフォグ ファインダーアイピース」という名前で出している。こっちの方が部品の構造が単純なので価格が安い。対応機種はD5、D4S、D4、D3X、D3S、D3、D2H、D2HS、D2X、D2XS、D1X、D1H、Df、D850、D810、D810A、D800/D800E、D700、D500、D1、F6、F5となっている。F5とか入っているあたり、ニコンは相当の期間アイピース部分は構造を変えていないっぽい。こちらも最低ラインがD500とAPS-Cのフラッグシップ以上の機種向けになっている。

オリンパス、パナソニック、ソニーはこの手の製品はリリースしていない。キヤノン、ニコンはさすが昔からハードな使用環境でも使えるカメラを開発してきたと言うべきか。あるいは昔から構造を変えずに来ているために、この手の製品を使わないとダメなのかもしれない。

もしかすると、オリンパス、パナソニック、ソニーのファインダーは曇り止め処理が最初からされている可能性もゼロではないかも?

アンチフォグアイピースってどんなもの?

ファインダーの曇り対策

純正のアイピースと交換して使うものになっている。上の画像は右がノーマルアイピースで左がアンチフォグアイピース。アンチフォグアイピースは曇り防止加工のされた樹脂パネルがハマっている。

仕組みとしてはファインダーの接眼部にあるアイピースに曇り止め加工を施した透明樹脂パネルを追加したもの。このおかげで冬場に息を吹きかけても曇らなくなる。

アンチフォグアイピースの良い点

風景撮影にしても、野鳥撮影にしても手持ちで使うときはカメラからあまり顔を離さずに周りを見てしまい、自分の息でファインダーが曇っているのに気が付かずファインダーを覗いて何も見えないということが使う前はよくあった。それが皆無になっただけでも大きなメリットだ。

また、ファインダーを覗いたときの視認性の低下などは特に感じない。仮に1枚パネルを増やすことでファインダーの見え具合が悪くなっているとしても実際に撮影する分には影響を感じないのでデメリットにはならないだろう。

アンチフォグアイピースの悪い点

表面のコーティングがキモなので、これを剥がさないように手入れをしなくてはならない。キヤノンの場合、軽い汚れなら付属のクリーニングクロスでふき取り。しつこい汚れの場合はアイピースを取り外して水を張ってしばらく置いてから付属のウレタンスティックで水を吸い取り自然乾燥とちょっと面倒だ。

あとキヤノンは価格がちょっとお高い。個人的には、1Dシリーズは標準にしてもいいんじゃないのと言いたくなる(笑)

まとめ

ファインダーの曇りに悩まされているキヤノン、ニコンユーザーはどうしても曇り対策をしたいというときはこれらの製品を使ってみてほしい。

ちょっとだけ曇りにくいだけだと思ってたけど、息を思いっきり吹きかけても曇らないのは感動ものだ。