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ライトスタンドは大は小を兼ねない
ストロボなりLEDライトなりでライティングをするとき、必ずといっていいほど必要になるのがスタンド。メインで使っているGodoxのAD360IIはライトボックスやアンブレラを使うので大型のライトスタンドと組み合わせて使うことが多い。でも、大型ライトボックスを使わないのであれば、大型ライトスタンドはオーバースペックであると同時に低い位置にストロボを設置できないという邪魔なだけの存在になってしまう。
つまり、ライトスタンドは大は小を兼ねないのである。
今回紹介するのは、低い位置にLEDライトやオフカメラのクリップオンストロボを設置したい場合に役に立つライトスタンド。
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この50cmタイプの他にTYPE I、TYPE IV、TYPE Vとあるけれど、60cm以上のライトボックスやアンブレラを使う場合はあまりオススメしない。重さや体積のそれなりにあるものを使うのであれば、屋外の風がある状況でも使える強度のしっかりしたライトスタンドを使うことをオススメする。
屋内で設置機材は大きくないけれど、高さだけほしいというのであれば、50cm以外のタイプを使っても大丈夫だとは思う。
NEEWER ライトスタンドの作りを見てみよう
50cmタイプは2段タイプのライトスタンド。仕組みとしては、普通のライトスタンドと変わらない。しいて言えば、一番上の機材設置部分が固定となっていて、小ネジが最初からむき出しになっているというくらい。一応オスダボとしても使えるようにはなっている。
可動部はネジで固定する形になっていて、普通のライトスタンドと構造は同じ。ただ樹脂が薄いというかかなり貧弱な印象だ。展開時の脚があまり長くないので、大きなライトボックスなどを取り付けると倒れてしまう。サンドバッグを使って脚が浮かないようにすれば大丈夫だけれど、本体のパイプの肉厚はさほどでもないので、重たい機材はやめておいた方が無難。
何よりもこのクリップオンストロボとあまり変わらない大きさがこのスタンドの魅力だと思う。
軽い機材を載せるならコスパ最高
- クリップオンストロボ
- LEDライト
クリップオンストロボでBOWENSマウントのアクセサリを使えるようにするやつは使わない方が無難。コレを利用してアンブレラやライトボックスを使うとなるとかなりの重量になるし、重心の位置がスタンド中央部分ではなく外側に移動してしまうので不安定になってしまう。
オススメ使用例
上の写真のようなものを載せるにはとてもコストパフォーマンスがいいライトスタンドだと思う。他社のスタンド買うお金で2~3本は確実に買える(笑)
NEEWER ライトスタンドの良い点
- 安い
- 小型の物がラインナップされている
個人的にメリットと感じるのはこの2つ。価格は試しに買ってみて失敗してもいいやと思えるくらいの安さである。また、50cmタイプの様な低いタイプは、他社のライトスタンドではありそうでないのである。重たいものは載せないので設置面積の小さくて低いやつが欲しかったので、僕の需要にマッチした製品だったのだ。
NEEWER ライトスタンドの悪い点
- 強度に不安が残る作り
- ダボ取り外しが出来ない
強度はこの価格では仕方ないと割り切るしかないだろう。重量のある機材を載せるのはやめておいた方が無難。あくまでも大げさにならない機材を設置するのに使うものという感じ。
一番上は固定されてしまっているので、小ネジで取り付けられるものなら問題ないのだけど、大ネジにするには変換ネジを使う必要がある。
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大ネジを使う場面としては雲台を取り付けるくらいしか思い当たらないけれど、スピゴッドが取り外しできないので、ダボ付きのアクセサリーが使えないのが残念。
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まとめ
用途は限定されてしまうけれど、重たい物を載せない、バランスの悪い物を載せないという用途であれば問題なく使えるライトスタンドだと思う。樹脂部が微妙なので、経年劣化でヒビ割れてきたりしないだろうかという部分はあるけれど、毎回使用前にチェックして異常があったら使わないとしておけば事故は防げるだろう。
価格がとても安いので壊れたら買いなおすというのがオススメ。
ライトボックスを使いたいという場合はサンドバッグなどを脚に載せて転倒防止策をしっかりとすることをオススメする。